カフェのような空間で最新・総合的な歯科治療の提供

 

埼玉県富士見市東武東上線『みずほ台駅』駅ビル内に『みずほ台駅ナカ歯科・矯正歯科』様が平成3061日開院されました。駅直結の利便性に加え、各分野専門の複数のドクターによるチーム歯科医療を実践され、お子様からお年寄りまで幅広い年齢層の方が利用されています。

既存の天井が部分的に低かったため思うように高さが取れず、段階的に床上げを行うことや間仕切の高さを調整することにより圧迫感を解消するよう工夫をしました。

カフェのような居心地のよさを院内で表現したいという先生のご意向で白い壁にグレーの扉を配置し上品で穏やかな雰囲気に仕上げました。ポイントとして壁に設置していただいたグリーンがよりおしゃれな印象を与えてくれます。天井が低いことによる圧迫感を解消するために、明るい色味の仕上げを意識しつつ、全体的なイメージがぼやけないよう引き締める色味として入口サッシ枠、待合いの椅子とテーブルに黒を用い、柔らかな雰囲気がしっかりと落ち着いて感じられるようデザインをいたしました。

設備面では将来、ユニットを増設する際に工期とコストがなるべくかからないよう考慮のうえ配管経路等を設計しました。増設をお考えになっているクリニック様にとって、この点は後に大きな違いになってきます。空調設備についても各所に吹き出しユニット等を設けクリニック全体に均一な環境を提供できるよう配慮いたしました。

専門のドクターが5名体制で総合的に治療にあたっていただけます。スタッフの方も皆さんお若く、院内も大変明るい雰囲気です。平日は夜9時まで、土日祝も診療していただけお仕事をされている方も安心して通うことができます。地域の皆様に愛される歯医者さんとして発展されることを心より願っています。

みずほ台駅ナカ歯科・矯正歯科

http://www.mizuhodai-dental.com/

透析の苦痛が少しでも和らぎますように

平成2971日、神奈川県南足柄市関本、伊豆箱根鉄道大雄山線『大雄山駅』駅前に大雄山セントラルクリニック様が開院いたしました。神奈川県秦野市で37年、地元の方々の健康を支えてこられた医療法人桃一会 及川医院様が経営する内科、透析科を診療科目とするクリニックです。

大雄山セントラルクリニック エントランス長い時間をかけ治療が行われる透析の苦痛を少しでも和らげて差し上げたいと、『ホテルのように落ち着いた空間』のコンセプトの下、リゾート地をイメージしたリラクゼーションスペースと全室個室のホスピタリティを重視した設計で、患者様はリラックスし治療を行っていただけます。

透析を必要とする患者様の数は年々増え、2016年には推定33万人と言われています。透析は週3回、14時間を標準とし治療を行います。大変な時間と負担がかかりますね。腎臓の機能が低下すると腎不全といわれる状態になります。その中でも急速に機能が低下する急性腎不全と長い年月をかけて低下する慢性腎不全があり、透析を必要とする疾患は慢性腎不全のようです。自覚症状があまりなく、夜間尿、むくみ、貧血、倦怠感などが現れたころにはすでに病気が進行している怖い病気なのです。

大雄山セントラルクリニック 透析室

原因はさまざまなものがあるようですが、この病に罹らないためには生活習慣病やメタボリックシンドロームを予防し、体調の変化に気を付ける必要があるようです。こちらの病院は内科の診療も行っているため、総合的に患者様の体調をサポートしていただけると思います。地域の皆様のかかりつけ医としてご利用いただけることを願っています。

月・水・金・祝日は夜10時まで透析診療を行っているので、お仕事をされながら治療をする方には助かりますね。片道30分圏内の一部の地域に限り無料送迎を行っています。ご家族の負担も軽減されますね。

どうか多くの慢性腎不全の患者様が少しでも負担を感じず、笑顔でご帰宅されますように。

患者の目線から ~歯科

前回のブログで我が町の歯医者さんの数の多さをお伝えしました。よくコンビニの数と比較をされますが、調べたところ平成295月の全国の歯医者さんの数は68,917件。同月の全国のコンビニの数は54,999件で、13,918件歯医者さんの方が多いことがわかりました。

厚生労働省資料http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/m17/is1705.html

日本フランチャイズチェーン協会資料
http://www.jfa-fc.or.jp/particle/320.html

駅前をざっと見渡してみても目立つのはコンビニさんかなと思いきや、歯医者さんは路面店ではなくビルインで営業されているところも多いですね、納得です。

選ばれる歯医者さんになるために。我が町の歯医者さんもさまざまな差別化を図っているようです。その中で多く見受けられるのは『子供の歯科矯正』『無痛麻酔』ありがたいのは『土日診療』などでしょうか。
子供の歯科矯正は選択肢に困らないほど多くの歯医者さんで行われています。我が子もまさにその一人。あごが小さくなった分、矯正が必要な子供が増えたのか、矯正を行う子供の数も昔から比べ格段に増えている気がします。
子供達の意識も変わったのか、矯正器具を装着することにあまり抵抗がないようで、友達同士でさまざまなタイプの器具を見せ合ったり、情報交換をしたりするようです。親としてはただただ保険診療になってほしいと心から願うばかりですが。

特に保険外の治療に関しては、金額が高い分、こちらもシビアな目で評価をします。治療方針や金額面など医師と患者との間に信頼関係を築けるかがポイントなのではないかと感じます。間違っても『ざっくり100万を超えるくらいですかね。』なんて答えると誤解を招いてしまいますよね。

ここからは設備に関して。

私は歯医者さんが嫌いです。できることなら一生行きたくない場所です。平常心を保っているかのような顔をしていても、いつも心臓はバクバクし、手に汗を握り、終わるとお尻の下はびっしょりと汗をかいています。
そんな私が少しでも行きやすく感じるために考える設備とは、

①プライベート空間の確保
全てを個室対応にするのはスペース、予算の面からも厳しいこともあるかと思いますが、大きな口を開けている横を別の患者さんが通ったり、隣の患者さんの治療の説明が丸聞こえだったり。研磨の機械音が苦手な私は、他の方に行う機械音も恐怖でなりません。完全個室とまではいかなくてもプライベートが確保できるとちょっと安心します。

②脱臭機と消臭素材
歯医者さんに恐怖感を感じる私は、あの独特な臭いも苦手です。聞くところによると消毒薬や治療時に使う薬剤や型取りに使う材料の臭いだそうですが、歯医者さんに入った途端、その臭いが漂ってくるとそれだけで辛い気持ちになってしまいます。当社で施工をさせていただいた歯医者さんでは脱臭機や消臭効果のある壁紙やカーテン等をご希望される方もいらっしゃいます。

③清潔感のある外装、内装
私の住む町には和風の歯医者さんがあります。和風が悪いというのではなく、薄暗い照明の待合室に壁面を覆い尽くすかのような大画面テレビ。何となく暗い印象の受付の方の対応。中はどこかの居酒屋さんで見たかのような内装に狭い治療スペース。先生は丁寧に治療をしてくださったのですが、外に出た瞬間大きく深呼吸がしたくなる気持ちに駆られました。
清潔感のある色合いで、患者さんの緊張感を少しでも取り除いてくれるような空間であると通いやすくなるのではないかと感じます。

④土足対応
新設される歯医者さんは土足対応のところが増えてきています。
衛生面を考えると土足を脱いでスリッパに履き替えることがよいと思いますが、昔と違い、道路もアスファルトが多くなり、靴に泥がつくことが減り、バイ菌を診療スペースに持ち込むことが減ったようです。
理由はそれだけではなく、お年寄りやベビーカーを押すお母さんの視点から考えると、靴の脱ぎ履きは大変な労力です。転倒防止の面からも土足のまま診察してもらうことが望まれるようです。
安全面、衛生面からも従来のスリッパ方式が見直されているのかもしれません。

但し、歯医者さんは機材の設置の面からも床をかさ上げしなくてはならず、狭いスペースの中でその段差を解消する必要があります。レイアウトを組む段階できちんと伝えていただければと思います。

気の小さい女性、母親の目線から歯医者さんを考えてみました。個人的にはイケメンの先生に口の中を見せるのもかなり気が引けます。
でもなぜか素敵な先生が多いですよね。

患者の目線から ~小児科

皆さんの住む町にはどれくらいのお医者さんがありますか?私の住む市内には、病院・クリニックが170件、歯医者さんは134件。各駅の電車しか停まらない小さな最寄駅にはなんと10件の歯医者さんがありました。これは驚きです。

そんな町に住む夫婦と子供二人の四人家族。最も利用頻度が高い小児科について、患者の目線から病院を選ぶ際のポイントを改めて考えてみました。

小学校低学年までは何度となく通った小児科。発熱、発疹、鼻づまりから予防接種。大人では市販薬を飲んで安静にしていれば…となるところも子供はそうはいきません。あっちの病院、こっちの病院と市内の病院を回った経験があります。

そこで、設備面に関して。

①明るい内装
予防接種が続く時期には、病院と聞いただけで泣き出すこともありました。騙しだまし連れて行くのが大変だったことも思い出します。
小児科ではありませんが、先日、子供と院内全体がブラウンのホテルのような雰囲気の矯正歯科を訪れた時、すぐに子供が緊張をしていることが伝わってきました。シックな内装は高級感もあって大人は落ち着くのですが、子供は“怖い感”が増すようです。
その後、院内全体が明るく大きな木の洞をくぐり抜ける矯正歯科を訪れた時、『私ここに通う!』と即決。先生のカウンセリングにも熱心に耳を傾けていました。こんなにも気持ちが変化するものなのだと実感しました。緊張がほぐれ、リラックスした状態で受診できれば、お子さんも親も先生も安心ですね。

②隔離スペース
小さな子供はマスクをつけることも難しく、不意な嘔吐も適切に対処できません。感染症にも気づかずに周りの子供に移してしまう事はよくあることです。感染の疑いのある子供は個室で対応でき、受付や診察スペースも別に設けてある病院は人気があります。親としても気兼ねなく受診できますよね。

③予約システム
すぐにでも診てもらいたいのはどの親も同じですが、免疫力の少ない子供にとって長く病院にいることは、それだけ他の病気をもらう危険性が高まることです。待ち時間を病院の長椅子の上で過ごさせるのであれば、自宅の少しでも快適な空間で、感染のリスクを減らすことの方が大切だと思います。

④キッズスペース
小さくても子供が靴を脱いで遊べるスペースがあるのは助かります。おもちゃよりも絵本の方が時間を稼げるかもしれません。ただし、衛生面で『触ると何かうつるかも…』といつも不安な気持ちにもなります。定期的な消毒をしていただけるといいなと思います。子供達の距離が近づく場でもありますので空気清浄器は強い味方です。

今思えば、心配で不安になる気持ちを『お母さん大丈夫ですよ!』とお医者さんから一言聞けるのが私への一番の薬だったのかもしれませんが。

新宿・あけぼの薬局さまが開局。カフェのような癒しの空間

新宿区、都営地下鉄『曙橋駅』からすぐ、靖国通り沿いに調剤薬局のあけぼの薬局さまがオープンしました。実は元の店舗はお隣のお隣。この度、手狭になりお引越しをされました。

お客様同士の会話が弾むような
オーナー様のご希望は『カフェのような空間』。落ち着いたカフェのような店内で、調剤が終わってもお客様同士でお身体のことなどをお話ししながらゆっくりしていただける憩いの場所にしたいとのことでした。

お世辞にも広いとは言えなかった旧店舗に足をお運びいただいた大切なお客様のためにも、新店舗では少しでも広い空間で、穏やかな気持ちでお過ごしいただけるように、待合室の設計に重きを置くとお話しいただいたオーナー様の優しい気持ちが伝わってきました。

あけぼの薬局受付

調剤薬局は清潔感のある白を基調にナチュラルな色味で演出することが多く求められますが、その中にもカフェのような落ち着き感を持たせるために、造作家具に木目の存在感をしっかりと残した、アッシュ系のブラウン色を使用しました。

壁面クロスは一部にアクセントとして淡いブルーグリーンを採用しました。当初、ブルーをアクセントにしたいとのお話しでしたが、家具、床などの木目がダーク色なため、調剤薬局として冷たく暗い印象にならないように、照明の色味も考慮しながら決めていきました。床・造作家具の色味ともマッチし、オーナー様も気に入っていただいたご様子でした。

あけぼの薬局待合室

あけぼの薬局待合室

これからもたくさんのお客様に愛されますように
早速、新店舗を訪れたお客様からは、「広くなってきれいだね!」とご好評をいただいたようです。店内からお客様のおしゃべりが聞こえてくる、そんな明るい街の薬屋さんとして末永く愛されますように。

サトコちゃん

そして永くお客様に可愛がっていただいた『サトコちゃん』も無事にお引越し。皆様に撫でていただき少し鼻の色が取れかかった姿に歴史を感じます。これからも薬局共々、訪れていただくお客様に愛されることでしょう。

ミキ薬局さま本店が移転され、より便利に身近に

ミキ薬局さまは、東京都新宿区若松町、『東京女子医科大学』周辺に5店舗、関東近県に全29店舗を経営される評判のいい調剤薬局です。

ミキ薬局本店待合室

2017年7月1日、少しだけ奥まった場所にあった本店が、メイン通りの『女子医大通り』沿いにお引越しをされました。カンパニーカラーのライトグリーンを基調とする局内の雰囲気はそのままに、天井照明、待合スペースのベンチシート、受付カウンターを入口から見て斜めに配置することにより、遠近法の効果から実際よりも店内を広く感じていただくことができるよう設計いたしました。